2016年8月2日、京都府立西舞鶴高等学校理数探求科1年生8名の生徒さんがRITEを訪問されました。

　前半はまずRITEの概要についてご紹介し、続いて地球温暖化問題について幾つかの実験を交えて解説しました。直径1m位の風船やペットボトル等を用いて、空気と比べて二酸化炭素にはどんな特徴があるかを確かめたり、圧縮発火器に入れたドライアイスに圧力をかけ液化する様子を観察する実験を行いました。生徒さん達はとても興味深そうに実験に取り組んでいました。

　後半は、RITEで実際に行っている研究の紹介として、CO₂貯留研究グループの伊藤研究員から、自身の研究内容を中心に写真や図を使って紹介し、また、自らの経験を踏まえて高校生の皆さんへメッセージを贈りました。生徒さん達は時おり頷きながら熱心に耳を傾けていました。最後に、研究グループの実験室を見学し、地中から採取された岩石の試料に触ったり、CO₂を閉じ込める地層の様子を顕微鏡で見るなど、実際の研究活動の一端を垣間見ていただけたのではないかと思います。

　

※ RITEでは、次の世代への地球温暖化問題に関する環境教育活動として、小中高生を対象に校外学習の受け入れや出前授業などを行っています。詳細についてはRITE企画調査グループ広報・産業連携チーム（outreach@rite.or.jp）までお問い合わせください。