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開催結果

革新的CO2膜分離技術シンポジウム ~温暖化防止に貢献する膜分離技術の最新動向~(2015年2月2日開催)開催結果

 2015年2月2日、次世代型膜モジュール技術研究組合(MGM技術研究組合)主催、経済産業省共催の表記シンポジウムが開催されました。
 基調講演として、まず米電力会社サザンカンパニー社 Wuプロジェクトマネジャーより、国立CO2回収センター(NCCC)におけるCO2分離回収技術の実証実験について、燃焼前回収、燃焼後回収における水素およびCO2分離膜技術に重点をおいてご講演頂きました。続けてノルウェー科学技術大学(NTNU) Hägg教授より、ノルウェー及びヨーロッパでの膜技術の最新動向、特に燃焼後排ガスからのCO2分離回収の課題についてご講演頂きました。続いて山口大学 喜多教授より、膜技術基調講演として、膜分離技術の現状と将来展望について、特にCO2分離膜の開発経緯から、高分子膜、ゼオライト膜から分子ふるい炭素膜開発に至るまで、新しい膜材料の設計指針等についてご解説頂きました。
 MGM技術研究組合からは、藤田主管より膜関係の国際会議等にて収集した最新技術動向を報告しました。最後に、中尾専務理事より次世代型膜モジュール技術の進捗について、最新の開発情報を報告し、盛況のうちに終了しました。
 各講演を通じて、CO2分離に関心を持たれる方々に最新情報をお伝えするとともに、活発に質疑応答がなされるなど、MGM技術研究組合の研究活動と、CO2膜分離技術の開発動向についてご理解を深めて頂くことができました。
 ご来場頂きました各位、シンポジウム開催にご協力賜りました関係各位に、改めて御礼申し上げます。

 ※次世代型膜モジュール技術研究組合(平成23年2月17日設立)
 (公財)地球環境産業技術研究機構(RITE)、(株)クラレ、日東電工(株)、新日鉄住金エンジアリング(株)から構成される。IGCC(石炭ガス化複合発電)等で発生するガスから、低コストかつ効率的にCO2を分離する膜の開発を、経済産業省の委託を受けて進めている。RITEが基盤技術を有する分子ゲート機能CO2分離膜と、各社が有する分離膜モジュール開発・製造技術、エンジニアリング技術を組み合わせることで革新的なCO2分離膜プロセスを開発している。

 本ページは次世代型膜モジュール技術研究組合の組合員を代表してRITEウェブサイトに掲載しております。

開催概要

日 時
2015年2月2日(月) 13:00~17:00
会 場
第一ホテル東京 5階 ラ・ローズ(東京都港区新橋1-2-6)
主 催
次世代型膜モジュール技術研究組合
共 催
経済産業省
後 援
日本CCS調査株式会社、Global CCS Institute、公益社団法人新化学技術推進協会
協 賛
日本膜学会、公益社団法人化学工学会、公益社団法人高分子学会
参加者数
194名

プログラム

 

13:00 開会
 
13:05 主催者挨拶   技術研究組合 理事長  西岡 務
 
13:10 共催者挨拶   経済産業省地球環境連携室 室長  永澤 剛
 
13:15 来賓挨拶   (公財)地球環境産業技術研究機構 理事長  茅 陽一
 
13:20

基調講演 「米国National Carbon Capture CenterにおけるCCS実証試験」

 Southern Company Principal Engineer Tony Wu

   
14:10

基調講演 「ヨーロッパおよびノルウェーにおけるCO2分離回収技術」

 ノルウェー科学技術大学(NTNU) 教授 May-Britt Hägg

   
15:00 休憩
   
15:15

膜技術基調講演 「膜分離技術の現状と将来展望」

 山口大学 教授 喜多英敏

   
16:00

膜技術の海外調査報告

 技術研究組合 主管 藤田明士

   
16:15

「次世代型膜モジュール技術の進捗について」

 技術研究組合 専務理事 中尾真一

   
16:55 閉会挨拶   技術研究組合 理事 内田親司朗
   
17:00 閉会 

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