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開催結果

GHGT-11: 第11回温室効果ガス制御技術国際会議(2012年11月18日~22日開催)開催結果

 2012年11月18日(日)~22日(木)、国立京都国際会館をメイン会場として、第11回温室効果ガス制御技術国際会議(GHGT-11:11th International Conference on Greenhouse Gas Control Technologies)を開催しました。GHGT会議は、北米・欧州・アジア太平洋の3地域が持ち回りで2年ごとに開催されており、今回、10年振りに日本での開催となりました。この会議シリーズはCCSを中心テーマとしており、この分野における世界最大級の国際会議です。GHGT-11は、RITEが日本側の主催者となり、IEA Greenhouse Gas R&D Programme(IEAGHG)(IEA(国際エネルギー機関)実施協定の一つであり、事務局は英国)と共催して実施しました。
 前回オランダで開催されたGHGT-10では欧米の参加者が8割以上を占めていましたが、本会議は、日本346名、中国61名、韓国60名などアジア各国から526名の研究者が集まり、総計で48か国より1293名のご参加を得て成功裡に終了しました。日本国内からは、8社・団体よりご寄附をいただき、12社にスポンサーとして、また5社・団体に出展者としてご協力いただきました。また、経済産業省、京都府、京都市、(公財)京都文化交流コンベンションビューロー、京都商工会議所より後援いただきましたこと感謝申し上げます。
 GHGT-11は、「CCS: Ready to Move Forward」をテーマとし、「プレナリーセッション(基調講演等の全体会合)」、「テクニカルセッション」及び「ソーシャルプログラム」の3部門から構成されました。 プレナリーセッションは、CCSを中心にしつつも、地球規模での温暖化対策の取り組みに向けたより広い視点での情報発信を行うことを目的として実施しました。プレナリーセッションの内容は以下のプログラム欄をご覧ください。
 テクニカルセッションは、口頭発表およびポスターセッションの形式で行われました。口頭発表は、11月19日(月)~22日(木)の4日間に11コマ、各コマあたり7つのセッションを並行開催し、約300件の発表が行われました。ポスターセッションは11月20日(火)・21日(水)に各1コマ開催され、約600件の発表が行われました。テクニカルセッションのプログラム詳細については、こちらをご覧ください。なお、口頭・ポスター発表された論文は、2013年3月末頃までに、Elsevier社よりオンライン出版される予定です。
 ソーシャルプログラムとしては、11月18日(日)にホテルグランヴィア京都においてウェルカムレセプションを開催し、会議の成功を願うと同時に日本文化の紹介もかねて鏡開きを行いました。11月21日(水)には、ウェスティン都ホテル京都においてコンファレンス・ディナーを開催し、京舞を楽しんでいただきました。ディナーの場では、CCS研究とGHGT会議シリーズに対する長年の貢献をたたえ、IEAGHGのExecutive Committee議長であるKelly ThumbimuthuよりSally Benson(米国Stanford大学教授、GHGT11プログラム委員)に「グリーンマン賞」が授賞されました。

開催概要

日 時
2012年11月18日(日)~22日(木)
会 場
国立京都国際会館(京都市左京区岩倉大鷺町422番地)
主 催
公益財団法人地球環境産業技術研究機構、IEA Greenhouse Gas R&D Programme(IEAGHG)
後 援
経済産業省、京都府、京都市、公益財団法人京都文化交流コンベンションビューロー、京都商工会議所
参加者数
48か国より1293名 (国別参加者数

プログラム

 本欄には、プレナリーセッションのプログラムを掲載しております。講演タイトル、パネリスト名をクリックすると、スライドが表示されます。

 プレナリーセッションの要旨はこちらをご覧ください。

 

2012年
11月19日(月)
9:00-9:20 開会式
 - 議長挨拶: IEAGHG Kelly Thambimuthu 氏
 - 主催者挨拶: RITE 理事長 茅 陽一
 - 主催国挨拶: 経済産業省 産業技術環境局 審議官 赤石浩一 氏
 
  9:30-11:00
 (講演1)㈱東芝 取締役会長 西田厚聰 氏
   「エネルギーと環境の真の調和をめざして
 (講演2)Global CCS Institute, CEO, Brad Page 氏(豪州)
   「世界のCCSの進捗:現状と将来への提言
 (講演3)米国エネルギー省, Senior Advisor for Strategic Planning, Jay Braitsch 氏
   「CCSプロジェクトは実現しつつある - 米国の実証プログラム
   
11月20日(火) 8:30-9:20
 (講演4)IEA(国際エネルギー機関), Head of CCS Unit, Juho Lipponen 氏
   「CCSの世界ビジョン:IEAのCCSロードマップを再考する
 (講演5)MIT(米国・マサチューセッツ工科大学), Executive Director of Energy Sustainability
  Challenge Program, Francis O’Sullivan 氏
   「世界ガス供給革命 - 資源量、コスト、CCSとの関係
   
11月21日(水) 8:30-9:20
 (講演6)東京大学大学院工学研究科 教授 佐藤光三 氏
   「GHGT101:日本のCO2貯留
 (講演7)World Steel Association(世界鉄鋼協会), Director of Safety, Technology and
  Environment, Henk Reimink 氏
   「エネルギー集約型産業におけるCO2回収技術の実践と将来の課題:鉄鋼業界の活動
   
11月22日(木) 8:30-9:20
 (講演8)Ecofys, Managing Consultant, Chris Hendriks 氏(オランダ)
   「CO2輸送インフラの概観と最近の進展
 (講演9)RITE システム研究グループ グループリーダー・主席研究員 秋元圭吾
   「京都議定書を超えて - 気候変動へのより効果的な枠組み
   
  14:00-15:30
ファイナルパネルディスカッション
「地球温暖化対策のために~エネルギーベストミックスと国際連携の推進~」
議長: 山地憲治(RITE 理事・研究所長)
パネリスト:
- Juho Lipponen 氏(IEA, Head of CCS Unit)
- James A. Edmonds 氏(米国・PNNL(パシフィック・ノースウェスト国立研究所),
  Laboratory Fellow and Chief Scientist of Joint Global Change Research Institute)
- 橘川武郎 氏(一橋大学大学院商学研究科 教授)
- 立花慶治 氏((一財)電力中央研究所 研究アドバイザー)
   
  15:30-16:00 閉会式

 

 テクニカルセッションのプログラム詳細は、会議公式サイトをご覧ください。

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