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2022年度ALPS国際シンポジウム-グリーントランスフォーメーションGXの実現に向けて-【開催結果】

2022年度ALPS国際シンポジウム-グリーントランスフォーメーションGXの実現に向けて-【開催結果】

開催結果

 RITEでは、経済産業省の委託事業として「地球温暖化対策技術の分析・評価に関する国際連携事業」(通称ALPS: ALternative Pathways toward Sustainable development and climate stabilization)を実施しています。この研究事業では、グリーン成長に資する国際枠組み、国際戦略立案に資する研究を進めており、また長期の気候変動リスクにどう対応するかについて検討を行っています。カーボンニュートラル実現のためには、再生可能エネルギー、原子力、CO2回収貯留(CCS)、そして水素系エネルギー、そして大気中CO2回収技術(DAC)なども含め、様々な対策が必要と見られます。また、様々な省エネは引き続き、重要な対策と考えられ、更にデジタルトランスフォーメーションDXによって誘発されるサーキュラー・シェアリングエコノミーなどは、エネルギー需要量を低減できる大きな社会変化の可能性もあります。グリーントランスフォーメーションGX実現において、このような様々な対策の貢献がどのように期待できるのかについて、定量的かつ包括的なシナリオ分析等を行っています。そして、地球温暖化問題研究で世界的に著名なオーストリアの国際応用システム分析研究所(IIASA: International Institute for Applied Systems Analysis)、米国の未来資源研究所(RFF: Resources for the Future)、国際エネルギー機関(IEA)をはじめ、世界の研究機関とも協力しながら研究を進めています。
 2022年度はロシアによるウクライナ侵攻に伴うエネルギー安全保障への懸念が高まり、改めて3E+Sの重要性が再認識された年となりました。また、コロナ影響から脱し、経済回復への動きも本格化しつつある中、GXの実現、環境と経済の好循環を目指した取り組みが始まってきています。
 エネルギー需要サイドの取り組みについては、2022年4月に発表されたIPCC報告書でも、新たな章が設けられ焦点が当てられました。また、幅広い企業も取り組める機会も多く、重要な分野と考えられます。2022年度ALPS国際シンポジウムでは、エネルギー需要サイドの対策を含めながら、GX実現に向けた取り組みの現状、実現への課題について焦点を当て、また本研究事業の成果報告会を兼ねて開催いたしました。本シンポジウムでは、欧米の著名な専門家による、世界のGX実現に向けた展望を様々な視点から紹介いただきました。また、国内の企業の方をお招きし、GXに向けた取り組みや課題認識についてご発表していただきました。多くの皆様にご参加いただいき、目標実現のため、最新の研究成果や先進企業の取り組みを参考にしていただくきっかけの一つになったと思います。

講演者(上段左から右へ、プログラム順)

開催概要

日 時
2023年3月6日(月) 10:00~(受付開始9:30)
開催場所
WEB配信およびイイノホール&カンファレンスセンター
主 催
公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE)
共 催
経済産業省
参加費
無料
申込締切
2023年2月27日(月)
言 語
日本語、英語(同時通訳あり)

プログラム

印刷用リーフレットはこちら

10:00 開会挨拶
山地 憲治, RITE 理事長
10:05 来賓挨拶
木原 晋一 様, 経済産業省 大臣官房審議官(環境問題担当)
10:10 趣旨説明
秋元 圭吾, RITE システム研究グループ グループリーダー
 趣旨説明
10:20 "Scenarios for Transformation toward Climate-Neutral Society"
Dr. Nebojsa Nakicenovic, Emeritus Research Scholar, International Institute for Applied Systems Analysis (IIASA)
 CV 要旨 講演資料
11:00 "The role of energy demand and services in climate stabilization: Based on the findings of the IPCC's Sixth Assessment Report"
Dr. Diana Urge-Vorsatz, Professor at the Central European University(CEU), Vice-Chair, IPCC Working Group Ⅲ
 CV 要旨 講演資料
11:40 "Energy security in clean energy transitions: Insights from the World Energy Outlook 2022"
Ms. Yasmine Arsalane, World Energy Outlook analyst, International Energy Agency (IEA)
 CV 要旨 講演資料
12:20 休憩
13:20 "DXによる低エネルギー需要社会とGXの実現の分析"
秋元 圭吾, RITEシステム研究グループ グループリーダー
 CV 要旨 講演資料
14:00
jizensyuuroku.png
"Dynamic Policy Design for High Wellbeing with Low Resource Use”(ビデオ収録)
Dr. Gregory Nemet, Professor of Public Affairs, University of Wisconsin-Madison
 CV 要旨 講演資料
14:40 休憩
14:45 【パネル討論】"企業のトランジションを含むカーボンニュートラルへの取り組みと排出削減貢献"
モデレーター:山地 憲治, RITE 理事長
パネリスト: 岸本 道弘 様, (株)日立製作所 グローバル環境事業本部 理事 環境戦略ダイレクター
楠本 正治 様, パナソニックオペレーショナルエクセレンス(株) 品質・環境本部 環境経営推進部 部長
竹ケ原 啓介 様, (株)日本政策投資銀行 設備投資研究所 エグゼクティブフェロー
手塚 宏之 様, JFEスチール(株) 専門主監(地球環境)
 岸本様cv 楠本様cv 竹ケ原様cv 手塚様cv
 岸本様資料 楠本様資料 竹ケ原様資料 手塚様資料 
16:15 "エネルギー需要側対策を中心としたGXの展望"
下田 吉之, RITE理事 研究所長
 CV 要旨 講演資料
16:50 閉会挨拶
本庄 孝志, RITE 専務理事

 

 

お問合わせ

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備考

本資料の内容について引用等される場合には、RITEの許可が必要ですのでこちらまでご連絡いただきますようお願いいたします。

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