研究分野、シーズ技術

分離膜によるCO2分離・回収

 CCSのための膜分離において、分離対象は大きくCO2/N2(燃焼排ガスからのCO2分離回収)、CO2/CH4(天然ガスからのCO2分離回収)、CO2/H2(石炭ガス化複合発電(IGCC)からのCO2分離回収)の3つに分けられます。このうち、圧力を有するガス源からCO2を分離する場合には、新たに差圧を設けるための動力が不要となり、更に圧力差を大きく取れることから必要な膜面積が減少するので、大幅なコスト削減の可能性があります。このようなガス源として、高効率発電システムとして開発が進められている石炭ガス化複合発電(IGCC)や天然ガスからのCO2分離回収等があります。

 RITEが構成員である次世代型膜モジュール技術研究組合(MGM組合)では、石炭ガス化複合発電(IGCC)や水素製造プラントからのCO2分離・回収コストを低減する高性能CO2分離膜の研究開発に取組んでいます。

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