開発テーマ

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常圧用吸収液

常圧用の化学吸収液は、火力発電プロセスにおける石炭燃焼後排ガスからの二酸化炭素(CO2)分離・回収(ポストコンバッション)や製鉄プロセスにおける高炉生成ガスからのCO2分離・回収など、比較的低圧のガスからの大規模処理に適した吸収液です。

これまでの研究開発により、一般に基準として使用されるMEA(モノエタノールアミン)吸収液に比べて、分離・回収エネルギーを大幅に低減した高性能吸収液の開発に既に成功し、化学吸収液によるCO2の分離・回収エネルギーで2.0 GJ/t-CO2を達成しています。

さらに、2013年度からはCOURSE50 Step2(環境調和型製鉄プロセス技術開発プロジェクト第2ステップ:2013年度から5ヵ年)に参加し、CO2分離・回収・貯留(CCS)コストの削減に向け、CO2分離・回収コストを一層低減する革新的な高性能化学吸収液の開発に取り組んでいます。

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