イベント情報
革新的CO2分離回収技術シンポジウム ~地球温暖化防止に貢献する固体吸収材及び膜による分離回収技術の最新動向~(2023年2月13日開催)
2020年10月に宣言された『2050年カーボンニュートラル』と、2021年6月に策定された『2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略』に基づいて、日本では様々な技術領域で地球温暖化防止のための取り組みが推し進められています。「二酸化炭素を効率よく回収する技術の開発」、「回収した二酸化炭素の利用技術の開発」は、その取り組みの1つであり、革新的な技術開発が強く求められています。当シンポジウムでは、日進月歩する国内外の革新的技術開発の一端を、広く社会の皆様や関係する企業・大学、各種ユーザーの皆様に知っていただき、意見交換をする場としたいと考えます。
脱炭素への社会のニーズが高まる中、公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE)と次世代型膜モジュール技術研究組合(MGM組合)では、様々な国内メーカーと協力しながら、革新的CO2の分離回収技術に長年精力的に取り組んでまいりました。現在、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業として、火力発電所等から排出されるCO2を高効率に分離回収する研究開発に取り組んでいます※1。さらに、大気中のCO2を回収するムーンショット型研究開発(DAC:Direct Air Capture)を開始しています※2。また、CO2分離素材の標準評価技術の確立に向けた取り組みも始めました※3。シンポジウムでは、それらの開発状況についてご報告させていただきます。
※1「先進的二酸化炭素固体吸収材の石炭燃焼排ガス適用性研究」NEDO事業
「天然ガス燃焼排ガスからの低コストCO2分離回収プロセス商用化の実現」NEDO事業
「高性能CO2分離膜モジュールを用いたCO2-H2膜分離システムの研究開発」NEDO事業
※2「大気中からの高効率CO2分離回収・炭素循環技術の開発」NEDO事業
※3「CO2分離素材の標準評価共通基盤の確立」NEDO事業
本シンポジウムは会場(東京大学 伊藤謝恩ホール)での講演とWeb配信を併せたハイブリッド方式を予定しております。会場での意見交換を活発にして参りたく、お越しになれる方は是非とも会場からご参加いただきますようお願いします。
一方で、新型コロナウイルスの感染防止対策のため、会場の定員を145名に削減しております。申込者が定員に達しましたら締め切りますので、お早目のお申し込みをお願い致します。座席の確保状況につきましては「お申込み完了メール」でご確認をお願い致します。
オンライン参加の方はQ&A機能を用いて質問して頂けます。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
<お申込み方法>
1)画面下の申込フォームに必要事項をご記いただき、「確認」ボタンを押してください。
2)本ページの冒頭に戻りますので、一番下までスクロールして頂き、「投稿」ボタンを押してください。
3)「お申込み完了メール」が自動送信されますので、受信されましたらお申込み完了となります。
開催概要
- 日 時
- 2023年2月13日(月)13:00~17:00(受付開始12:30)
- 会 場
- 東京大学 伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール
- 主 催
- 公益財団法人 地球環境産業技術研究機構、次世代型膜モジュール技術研究組合
- 共 催
- 経済産業省、(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構
- 後 援
- Global CCS Institute、(公社)新化学技術推進協会
- 協 賛
- (公社)高分子学会、(一社)日本膜学会
- 参加費
- 無料
- 申込締切
会場は145名、WEB参加は1000名に達し次第、締め切りますので、お早目にお申込み下さい。
プログラム
講演資料(配布版)を、2023年2月8日(水)以降に掲載する予定です。
なお、掲載が遅れる場合がございますが、何卒ご了承願います。
13:00 開 会
13:00 主催者挨拶
地球環境産業技術研究機構 理事長 山地 憲治
13:05 共催者挨拶
経済産業省 資源エネルギー庁 長官官房 カーボンリサイクル室長 羽田 由美子
13:10 共催者挨拶
経済産業省 産業技術環境 環境政策課 エネルギー・環境イノベーション戦略室長 三輪田 祐子
13:15 共催者挨拶
新エネルギー・産業技術総合開発機構 環境部 部長 上原 英司
13:20 基調講演
「CDR(二酸化炭素除去)技術の位置づけと展望」
地球環境産業技術研究機構 理事長・研究所長 下田 吉之
14:00 招待講演➀
「ブルーアンモニア(アンモニア合成+CCS)製造技術」
日揮グローバル株式会社 サステナブルソリューションズ グループマネージャー 甲斐 元崇
14:40 招待講演②(活動報告含)
「川崎重工の二酸化炭素分離回収技術開発」
川崎重工業株式会社 エネルギーソリューション&マリンカンパニー
エネルギーディビジョン パワープラント総括部 総括部長 安原 克樹
15:20 休憩
15:35 活動報告➀
「二酸化炭素固体吸収材の研究開発動向とRITEの取り組み」
地球環境産業技術研究機構 化学研究グループリーダー 余語 克則
16:15 活動報告➁
「二酸化炭素分離膜モジュールの研究開発概要とCO2分離回収技術の海外動向」
次世代型膜モジュール技術研究組合 技術部長 甲斐 照彦
16:50 閉会挨拶
次世代型膜モジュール技術研究組合 理事長 山口 登造
17:00 閉 会
お問合わせ
公益財団法人地球環境産業技術研究機構
化学研究グループ(シンポジウム事務局)
龍治(りょうじ)、菰野(こもの)
Mail:bunrisympo@rite.or.jp
TEL:0774-75-2305
お申し込み内容をご記入ください。
ご記入後、最下部の確認ボタンを押して確認画面へ進み、投稿ボタンを押下していただくとお申し込み完了となります。お申し込み完了メールが自動送信されますので届いたことをご確認ください。