センターの取り組み

無機膜を用いた革新的環境・エネルギー技術の産業化を目指して

無機膜研究センターは、2016年4月に発足し、無機膜を用いた革新的環境・エネルギー技術の研究開発を推進するとともに、その実用化・産業化を促進するための多様な取り組みを進めています。
研究部門では、シリカ膜、ゼオライト膜、パラジウム膜などの無機膜や、それらを用いたメンブレンリアクター(膜反応器)に関する保有技術を活用し、水素社会構築に不可欠な高効率の水素分離・精製技術の開発を進めています。また、CO2分離・回収、炭化水素分離や有機溶媒分離など、地球環境の保全に貢献する研究開発を進めます。
産業連携部門では、分離膜・支持体メーカーやユーザー企業などの企業会員から構成される「産業化戦略協議会」を主催し、メーカーとユーザー企業との実用化・産業化に向けたビジョンの共有化や、共同研究の立ち上げを図るとともに、無機膜研究の第一人者からの技術伝承の場を提供します。

無機膜研究センターを中心とする実施・推進体制