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生物影響調査1
「深海生態系の把握」は「隔離想定海域の生物生息実態を把握」することを目標に行っています。ここでは、調査の対象生物として表層から中深層までのバクテリア、藍藻類、植物プランクトン、動物プランクトン、クラゲ類、エビ類、魚類というように、極微浮遊生物から小形遊泳生物までを採集して、調査を行っています。
この隔離想定海域での調査による「現存量解析から、季節/年変動の存在を推定」することができました。その一例をこの図に示しています。また、この図に示したように、「中深層生物の安定同位体比から食物連鎖構造を推定」してきています。
これらの成果は、「隔離想定海域の生態系モデル構築の基礎データ」として活用されます。 |
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生物影響調査2
さらに、生物影響調査では海洋隔離による「現実的なCO2曝露に対する急性致死濃度を把握」しています。
放出直後のCO2影響を受ける生物は、定常的なCO2曝露影響すなわち一定濃度のCO2影響を受けるわけではなく、
この図に示されるよう、様々なCO2濃度の変化を経験しますので、非定常のCO2曝露影響を受けると考えられます。
そこで、「急性致死影響モデルの高度化」をめざして、この図のように「定常および非定常CO2曝露影響の比較」を行っています。これまでに、魚類では定常曝露と非定常暴露の影響は異なりますが、動物プランクトンのカイアシ類では非定常暴露であっても、影響は定常暴露の蓄積として現れることなどが分かってきました。また、「深海底の生態系に及ぼす影響を把握」するために、このように実海域においてベンティックチャンバー実験を実施して、この図のような「生物群集構造への影響」を解析するためのデータを得てきています。このようなデータは、「生態系モデル構築の基礎データ」として活用していきます。 |
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