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環境影響評価技術の開発」について成果の概要を述べます。「海洋環境調査」では、これまでに「隔離想定海域の物理・化学環境の現況を観測航海により把握」して、「自然界CO2の変動幅は、放出CO2の希釈率数10万倍以上に相当する」ことが推定されました。また最終年度までに「物理・化学環境について季節/年変動の把握して、総合解析」を行う予定です。
「深海生態系の把握」では、「隔離想定海域の生物現存量解析から年変動等の存在」と「中深層生物の炭素と窒素の安定同位体比の測定により食物連鎖構造」を推定しました。今後は、「生物現存量と物理・化学環境の関係解析」を進めます。「生物影響調査」では、「室内実験により急性影響が現れるCO2濃度と影響メカニズムを多数種で把握」し、さらに、「現場実験により深海底生物群集への影響を把握」してきました。 |
| 今後は、「非定常実験等による影響把握」と「深海生物影響把握の精度向上」を目指します。
「生物影響モデルの構築」では、「定常状態の急性影響予測モデルによる試算」と「長期影響予測の基礎となる鉛直一次元生態系モデルの基本型を構築」を行いました。今後はこれらのモデルをさらに「高度化」し、完成度を高める予定です。「その他」の活動として、これまでに「生物影響国際ワークショップ開催」しており、さらに「国際共同研究の推進」を図る予定です。
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前のスライドで示した「研究開発項目の相互関係」です。
全ての研究開発項目の成果は、最終的に、この「生物影響予測モデルの構築」に集約されます。 「海洋環境調査で得られる物理・化学環境データ」は「
CO2希釈技術の開発のCO2分布予測モデル」に活用され、「急性影響予測モデル」の開発に用いられます。これと平行して「生物影響調査で得られる生物急性影響データ」も「急性影響予測モデル」に反映されます。
また、「海洋環境調査」の結果は、「生態系モデルの構築」の基本パラメータともなり、「深海生態系の把握で得られる、生物現存量や食物連鎖構造」さらに「生物影響調査で得られる生物群集影響」のデータは、「生態系モデル」に基づく生態系影響予測手法の検討に反映されます。 |