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事業の目的および目標ですが、CO2海洋隔離技術を実用可能な技術として成立させるためには、
海洋隔離技術の成立性を科学技術の視点から検討し特に、生物圏への環境影響を事前に把握しておくこと、さらには、国際的な枠組みにおいてこの技術が明確に位置付けられ、社会的受容性をもつことが重要です。
本事業はCO2海洋隔離の実用化に向けて、これらの課題をクリアすることを目的に行なわれています。なお、本事業に先立って実施されたフェーズ1の事業では、日本近海のCO2濃度分布調査、放出直後のCO2挙動解析、生物影響予測調査を行いました。
これに引き続く現在の事業は、これらの目標達成を目指して、 1.CO2海洋隔離能力の技術評価
2.環境影響評価技術の開発 3.CO2希釈技術の開発 を目的としています。 |
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基本計画の中間評価時点での研究開発目標ですが、 「CO2海洋隔離能力の技術評価」の一番目の項目「CO2隔離能力の技術評価」では、「CO2の挙動を把握し、有効な隔離量・隔離期間を明らかにする」ことを目標としています。また、「CO2隔離効果の経済評価」では、「海洋隔離実施の有無により生じる経済性を定量的に把握する」こと、さらに、「国際法上の位置付けの検討」では、「国際的枠組みにおける海洋隔離の位置付けを明らかにする」ことを目標としています。 |
| 「環境影響評価技術の開発」は4つの研究項目に分かれ、「海洋環境調査」では、「隔離想定海域で調査を実施し、物理的・化学的データを蓄積する
」こと、「深海生態系の把握」では、「隔離想定海域の生物種・生物量、季節変動等の調査を実施する」こと、「生物影響調査」では、「室内実験と船上実験等によりCO2生物影響調査を実施する」こと、「生物影響モデルの構築」では、「生物影響モデルを構築し、想定海域における生物影響を予測する」ことを目標としています。3つ目の課題「CO2希釈技術の開発」には2つの研究項目があり、「CO2放出装置の要素開発」では、「CO2放出ノズル等の小型要素試験装置を製作・改良する」こと、「CO2分布予測モデル改良」では、「実規模相当のCO2放出を想定したシミュレーションを実施する
」ことを目標としています。 |