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研究内容(プロジェクト)

地球温暖化対策技術の分析・評価に関する国際連携事業(通称:ALPSⅡ)

ALPSⅡプロジェクト(ALternative Pathways toward Sustainable development and climate stabilization)
-真のグリーン成長を目指した実効ある気候変動対応策を提示、分析

目的と概要

地球温暖化は、地球全体の環境に深刻な影響を及ぼすものであり、その解決が強く求められています。しかし、地球温暖化は、世界のあらゆる国、様々な部門に影響を与え、一方でその影響は地域・国により均一ではありません。また、各国において取り得る緩和策、緩和費用にも差異が大きい。そのため、真に有効な対策を実現するためには、総合的なパッケージを作り上げることが重要です。

2015年末にパリで開催されたCOP21では、2020年以降の枠組み・目標となるパリ協定が決定されました。また、それを受けて、日本政府も具体的な取り組みについて地球温暖化対策計画を決定しました。このような中、今後、これらを実施していくための実効ある排出削減への施策が求められ、また、2030年以降、より一層の排出削減が進展するような仕組み作りが求められています。

本事業では、最新の科学的知見や国際交渉の動向も踏まえながら、海外研究機関とも連携・協力しつつ、温暖化対策(緩和策及び適応策等)、ファイナンス、政策の総合的かつ整合的な分析・評価を行い、それをもって、地球温暖化対策と経済成長の両立(グリーン成長)を目指す将来枠組み・我が国の国際戦略立案に資する研究を行っています。

気候変動リスクマネージメント戦略への示唆

本研究は広範にわたりますが、以下は、どのような気候変動リスクマネージメント戦略をとっていくべきかの視点を中心にして、本事業のこれまでの成果をまとめたものです。

気候変動リスクマネージメント戦略の視点を軸としたALPSⅡのまとめ(PDF ファイル6,780KB)

経済とCO2排出のデカップリング

長期的には経済とCO2排出のデカップリングをはかっていくことが重要です。本研究は、経済とCO2排出の関係が世界や主要国でどのように観測されており、どのような要因によっているものかを分析・評価したもので、今後の対応方策の示唆を得るものです。

経済とCO2排出のデカップリングに関する分析・評価(PDF ファイル2,731KB)

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