2017年5月8日、奈良県立奈良北高等学校2年生38名の生徒のみなさんがRITEを訪問されました。
　まず、RITEの全体概要とCO₂削減に対する取組、そしてRITEの重要な研究テーマの一つであるCCSについてご紹介し、続いてバイオ研究グループの清水研究員が、バイオグループで行われている研究について、また研究者を志すことになったきっかけや自身の研究などについてお話しました。質疑応答では、CCSで貯留された二酸化炭素はどうなるのか、CCSには膨大な設備が必要だがそのために化石燃料を使用するのではないか、といった鋭い質問が次々と飛び出しました。講義全体を通して、生徒のみなさんに地球温暖化問題についての理解を深めていただくとともに、講師の側にとっても今後の説明の仕方の参考になる、有意義な時間になったと思います。

　今回の見学が、日々の生活の中で温暖化問題に関心をもつきっかけとなり、また進路を考える際の参考になりましたら幸いです。

　

※ RITEでは地球温暖化問題に関する次の世代への環境教育活動として、小中高生を対象に校外学習の受け入れや出前授業などを行っています。詳細についてはRITE企画調査グループ広報・産業連携チーム（outreach@rite.or.jp）までお問い合わせください。