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コア技術

増殖非依存型バイオプロセス

 当研究グループが開発した「増殖非依存型バイオプロセス」は、エタノールやブタノールなどのバイオ燃料、有機酸、芳香族化合物やアミノ酸などのグリーン化学品の高効率生産を可能にする独自技術です。

 微生物による従来型の物質生産方法は発酵法を基礎としたバイオ変換プロセスです。発酵法では微生物の分裂増殖に依存して生産を行うため、細胞分裂の「場」と「時間」を必要とします。そのため化学反応と比較して生産性が桁違いに低く、経済的に大きな問題がありました。

 増殖非依存型バイオプロセスでは以下の手順によってこの問題を解決しています。まず、微生物細胞を大量に培養します。次に得られた細胞を反応器に充填し、原料を投入して増殖を抑制した状態で物質を生産させます。このように、あたかも"化学触媒"の如く微生物細胞を利用することによって短時間に多量の有用化学物質を生産できるようになりました。

 従来法に比べて増殖非依存型バイオプロセスが有利な点は以下に挙げられます。
1. 高い生産性を示す(高収量、省スペース、短時間)。
2. 反応器内の細胞を繰り返し物質生産に利用できるため、生産コストを大幅に下げられる。
3. 発酵阻害物質の影響を受けない。

増殖非依存型バイオプロセスの図

<増殖非依存型バイオプロセス>

 このように、従来の発酵法に基づいたバイオ変換プロセスはもとより、化学反応プロセスに匹敵、さらには凌駕する「増殖非依存型バイオプロセス」が様々な有用物質生産に利用され、環境、エネルギーなどの問題が解決される、それがこの当研究グループの目標のひとつです。

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