地中貯留プロジェクト CO2地中貯留プロジェクト(二酸化炭素地中貯留技術開発)

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まとめ
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> 進捗状況と事業効果

  進捗状況 事業効果
安全評価手法の開発
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カテゴリーAを対象とした岩野原実証試験・モニタリングや基礎実験等により長期挙動予測シミュレータを開発しました。
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カテゴリーBでの貯留メカニズムの科学的解明に向けた研究開発に着手しました。
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我が国のカテゴリーAの帯水層で長期に安定して安全に貯留できる技術的な目処を得ました。
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貯留候補地の更なる選択肢を広げるカテゴリーBでの地中貯留に係わる課題を整理しました。
総合評価
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我が国の貯留可能量の再評価や主としてカテゴリーBを対象とする排出源近傍沿岸域における貯留の可能性を検討しました。
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貯留ポテンシャルや実規模を想定したコスト分析による経済性評価を実施しました。また、海外動向調査や法体系・規制体系の調査、理解促進活動を実施しました。
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地中貯留の経済性を高める排出源近傍沿岸域での貯留について、概算貯留可能量の試算と調査計画を作成しました。
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地中貯留が温暖化対策の有効なオプションであることを定量的シナリオで提示し、本格適用に向けたロードマップを作成しました。
平成27年度以降の本格適用に向けた道筋を付けました。


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> 実用可能性と波及効果

 平成20年度以降の以下の取り組みによって、平成27年度には実規模で本格的地中貯留が可能になると考えています。

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経済的優位性を持つ排出源近傍沿岸域における貯留可能量の実調査(地震探査、ボーリング等)
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分離回収、輸送、圧入を含めた総合コスト削減
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法体系の整備、理解促進活動の展開

 また、成果の波及効果としては、地中貯留実現に向けた技術的な目処が付き、有効性も明らかになったことにより、分離回収と歩調を合わせた研究開発が展開されるようになったと言えます。

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